【祝!優勝】bar篠崎というmade in船橋を目指す篠崎新平という男。


今や生ハムを知らない日本人はいないが「イベリコハムのおいしい部位」や「正しいカッティング」などについてはまだまだ未知の世界という人も多いかもしれない。

そんなスペイングルメを代表する生ハム、イベリコハムの「公式コルタドールコンテスト東京大会」で、なんと初出場ながら優勝を果たした男が船橋にいる。

bar篠崎

それがオーセンティックバー「bar篠崎」のバーテンダー篠崎新平さんだ。

スペインアンダルシア州政府が公認する「公式コルタドールコンテスト」とはどのようなコンテストなのだろうか?篠崎さんに話を聞いてみた。

 

アンダルシア産イベリコハム公式コルタドールコンテスト東京大会とは?

「アンダルシア産イベリコハム」までは耳慣れていても「公式コルタドールコンテスト」という言葉は初耳という人も多いのではないだろうか?

イベリコハムを14年間扱ってきたという篠崎さんはこう答える。

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「ざっくり言うと「生ハムを正しいカットで切って美しく盛り付けて出す」コンテストです。

目算で生ハムを1枚4g~5g、合計80gを手際よく切らなければなりません。この手際の良さがポイントで、お客様に提供するイメージで出すので、無駄な動きや無駄な切り方をしていないかなども審査されます」

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イベリコハムには「正しい切り方」があり、スペインでは作法にのっとった正しい切り方、盛り方で人々が生ハムを楽しんでいるという。

この「公式コルタドールコンテスト」の「公式」とは「アンダルシア産イベリコハム」の公式であり、スペイン・アンダルシア州政府が認めているコンテストであることを意味する。

コンテストの優勝者は副賞としてイベリコハムの故郷であるスペインアンダルシア州のウエルバ村へ行くことができるそうだ。

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今年の東京大会は7/13に代々木の服部栄養専門学校で開催されたが、その二日前には京都で同様のコンテストが開催されており、特に全国大会などは開催されないという。

 

船橋イベリコハムを熱く語れる男、篠崎新平。

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bar篠崎に入るとすぐに目につくイベリコハム。

専用の台で足首をきっちり固定されており、その断面はきちんとしたプロの仕事であることを証明するかの如く美しい。

「…この足首のところがハレテといって硬さとうまみが違います。で、マサ、プンテ…このプンテは脂が多いので、脂っこいのが食べたい人が好まれますね」

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イベリコハムの断面部分を一つ一つ丁寧に説明してくれる篠崎さん。

イベリコハムは豚の脚の部分をそのままハムにしているので、出来上がりによって身の質や脂のノリが全く違うのだという。

イベリコハムをスライサーではなく手切りで提供する理由は、それぞれに主張のあるイベリコハムの部位をお客の好みに合わせて提供するためだそうだ。

はじめはなじみがなくても、一度部位の味を知るともみじおろしやショウガと合わせて楽しむなど生ハムのうまさに目覚める人も多いという。

「今日は脂っこいのを食べたいからプンテで」

「あっさり食べたいのでハレテ切って」

お客とこんなやり取りをしながら生ハムを出すなら手切りが一番と篠崎さんは語る。


それは本場スペイン人が日常的に慣れ親しんでいる生ハムの食べ方なのだそうだ。

「スペイン人がどういう状態でおいしいって思って食べているかをちゃんと伝えないといけないんですよね。コルタドールコンテストで優勝できたということはきちんとした品質でお客様にお出しできるという誇りになります」

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東京大会で優勝した篠崎さんの次の目標は本場スペインでのコンテスト出場との事だ。

イベリコ生ハム文化を船橋に根付かせるため、篠崎さんの挑戦は続く。

 

コックからバーテンダーへ。

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そんな篠崎さんがバーテンダーを目指したきっかけは当時働いていた店舗のサービスマンから「これからは酒も覚えなくちゃいけない」という一言からだった。

おいしい料理を出しても、お酒とコーディネートしてお客へ提供するのはサービスマンの仕事。

料理とお酒の知識、そしてお客への細やかな気配りを備えたサービスマンはこれから減ってく一方だと言われ、都内で何店舗かコックとして修行した後に船橋のbarの老舗、ブルーカナリアへコックとして入社。

ブルーカナリアのセカンド店でバーテンダーとしての腕を磨いた。

もちろん磨いたのは腕だけではない。深夜に訪れて料理を食べるお客の反応を観察し、たとえお腹いっぱいで来店しても最初の一口は「おいしい」と思われるように、料理の工夫にも重点を置いたという。

ちょっと難しい話をしていても、おいしい酒と料理で思わず顔がほころぶ、そんな場所を提供するのがバーテンダーの役割だと篠崎さんは語る。

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「もっと船橋にbarの文化を根付かせたい」

そんな思いが強くなったのと、育ててきた部下に店長を任せられるようになったのをきっかけに、篠崎さんは独立を決意し、2015年「オーセンティックバーbar篠崎」をオープンさせたのだった。

 

bar篠崎というmade in船橋を目指すお店。

篠崎さんがこれぞと思った洋酒を種類豊富にそろえているbar篠崎の一番の売りは「旬のフレッシュフルーツを生かしたフルーツカクテル」だ。それをすべてハンドメイドのバカラのグラスで提供するこだわりもある。美しいバカラグラスと美味しいカクテルがきっかけで会話も弾み、空気も和む。

bar篠崎

「思想のないものを出しても面白味がないんです」

そうbar篠崎は篠崎さんの「楽しいこだわり」がすべて詰まっている店舗だ。

イベリコハム、バカラグラス、こだわりの温度で管理された酒、そして料理。

フルーツカクテルの果物と料理に使う魚は近くにある船橋市地方卸売市場に足を運んで選んでいる。

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地元の旬の食材を使ってお客さんと一緒に面白いことをしたい、そんなmade in船橋なbarを目指しているそうだ。

ちょっと高いお酒をリーズナブルに、ゆっくり味わう。

「オーセンティックバーはちょっと敷居が高い」という人も是非一度足を運んで、フルーツカクテルと好みのイベリコハムを味わってみてはいかがだろうか?

Bar篠崎お店情報→コチラ

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