厚化粧の視線と昔ながらのオムライスと鏡の世界。


厚化粧ずっと見てる。ず〜っと見られている。
ナニを想う。そんなに僕を見つめて。全然視線を外してくれないじゃないか、厚化粧よ。気になるじゃないか。

伊香保に紅葉狩りに行ったよ。レトロなわたらせ渓谷鐵道。

思えば遠くへきたものだ、と憂いているのか。
その厚化粧の下にはナニが隠されている。
昨日の情事か、はたまたこれまでの後悔や懺悔か。
その仮面が真っ赤な紅を際立たせる。

伊香保ロープウェイは標高932メートルの見晴駅まで4分間、絶景が続く。

パリッと仮面が割れればラクになるのか。仮面を取るタイミングを忘れてしまったか。もう戻れない、という葛藤か決意表明なのか、その紅は。


紅葉のライトアップが見事な「河鹿橋」。若者達のインスタ映えのスポットになっていた。

今日も多くの人が行ったりきたりを繰り返す。まるで「これでいいんだよね?」と他人に確認をするかのように。そこに正解なんてないことを知っているのに。
正しさの呪縛に自ら苦しんでいるんだよね。
怯えているんだよね。その素肌を隠す厚化粧は。
一筋の光に未来や明日やこれからの夢を見てるんだね。
未来なんてやってこない。人生ってヤツは一枚の写真、瞬間の積み重ねらしいからね。
そしてずっと後になって気がつくんだ。パラパラ漫画のようにね。あ、これが私のストーリーだったのね、と。だから未来なんてやってこない。
例えばここに昔ながらのオムライスがあるとする。
チョコンと乗ったケチャップを「マジ足りねぇから!!」と憤慨するか、「もう充分です。ありがとう」と謙虚に思えるか。
そこがきっとこの道を楽しむための分岐点だ。
車掌は誰だ?
厚化粧してるのは僕のほうなのかもしれないね。キミは僕で僕はキミの鏡の世界。
そこから見える景色を映し出すのは、いつも自分の姿。鏡に映った自分の姿。
今この時の景色を楽しめばいい。感動すればいい。感謝すればいい。
謙虚に思えばいい。もう充分だよ、ありがとう。と。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA